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今、タイ人には旅行より物販 – コロナ前と後に見る訪日メディア人気記事比較

弊社tetelicが2018年より運営している、訪日メディアサイト「ohhotrip」(オーホートリップ)には現在、約500以上の日本に関する記事があり、今もコンスタントに新しいトピックを主に日本在住のタイ人ライターが投稿しています。

コロナウイルスによって自由に海外への行き来が制限され始めたのが2020年3月からでしたが、その「前」と「後」で、この「ohhotrip」(オーホートリップ)にどんな変化があったのか、そこからタイ人の嗜好がどう読み取れるのかを考察します。

物販関連の記事が人気

サイトへのアクセス数はコロナ前の多い時期と比べても、まだ3割程度に留まっていますが、直近3ヶ月(2022年6月〜8月)とコロナ前(2年前)の同時期の人気記事(ページビューの多い順)を比較してみると、直近3ヶ月には、日本の観光地スポットや案内をする記事へのアクセスの割合が減り、代わりに「物販」や「日本語」といったカテゴリーの記事が上位に来ています。

【2022年6月〜8月の人気記事ランキング】

順位日本語タイトルURLカテゴリー
1梅酒5選 ~ 梅酒ファン必見!https://ohhotrip.com/9429/物販
2和風ロマン ~ 日本人ってどんなことにロマンを感じるの? https://ohhotrip.com/12379/日本語
3日本で有名な花、花言葉の意味を知ってくださいhttps://ohhotrip.com/15356/日本語
4ビタミンDHCの最大限の効果を得るために摂取する方法https://ohhotrip.com/11246/物販
5日本人が好きなタイ料理メニューhttps://ohhotrip.com/17636/その他
6日本のコラーゲン、どのブランドが良い?長所と短所は何ですか?https://ohhotrip.com/11053/物販
7人気のJAPAN ONLYな商品https://ohhotrip.com/15965/物販
8すべきこととすべきでないこと…日本でこれらのことをしないでください!https://ohhotrip.com/12839/Tips
910月のおすすめ日本の観光地https://ohhotrip.com/16036/インバウンド
10日本で何を着るか – 日本への旅行のための服装のアイデアhttps://ohhotrip.com/15389/Tips

一方、コロナ前はというと、北海道を中心に観光地案内や旅行記事などといったインバウンドがメインで、物販に関する記事は人気記事TOP10にはありませんでした。

【2019年6月〜8月の人気記事ランキング】

順位日本語タイトルURLカテゴリー
1北海道旅行で外せないお土産19選https://ohhotrip.com/3863/インバウンド
2大阪近郊で手軽に雪遊びができるスポット5選https://ohhotrip.com/3527/インバウンド
32020年日本での免税方法・免税https://ohhotrip.com/6646/Tips
4北海道の人気ショッピングスポットまとめhttps://ohhotrip.com/3060/インバウンド
5気温の寒い街へ – 着こなしのコツと注意点https://ohhotrip.com/3377/Tips
61月の日本旅行ガイドhttps://ohhotrip.com/6210/インバウンド
7地下鉄・市電・バスで北海道・札幌を旅する(きっぷの購入・利用)https://ohhotrip.com/3535/インバウンド
82月の日本旅行ガイドhttps://ohhotrip.com/6364/インバウンド
93月の日本旅行ガイドhttps://ohhotrip.com/6588/インバウンド
10冬の登別を歩き回り- カニを食べ、クマを見、温泉に浸かり、忍者を見るhttps://ohhotrip.com/4793/インバウンド

【コロナ前後の人気記事比較グラフ】

集客・プロモーションから販売までのお手伝いをさせていただきます

最近の物販記事の人気は、「タイに居ながらにして日本の商品を買いたい」というニーズがあることが結果に現れていました。日本に行けない分、日本にいるタイ人が、タイにいる人の注文を受けて購入代行をし、日本からタイへ船便で郵送するサービスも人気です(私も、日本もAmazonで購入したものを郵送してもらうのに利用しています)。実際、当サイトでもタイのECサイト「Lazada」や「Shopee」と繋げて、記事ページからそれらのサイトに遷移し、購入してくれている訪問者も結構おります。

日本は徐々に外国人観光客への間口を広げつつあり、完全復活までは段階的に対応していくこととなるのでしょうが、まだ当面はこの傾向は続きそうな雰囲気です。

もしタイ人への実売プラットフォームをお持ちの企業様であれば、弊社のタイ人ライターが取材をさせていただき、記事を書いて集客・プロモーションから販売までのお手伝いをさせていただきます。もしご興味のある企業・団体様は、是非一度お問い合わせください。